抹茶パーティーへ赤いドレスを纏い行く
青い空が黒へと独り変わる頃

橙のかぼちゃの馬車が白い馬に曳かれやってくる

桃色の髪飾りが金の靴に銀の指輪を映す

紫の案内状には予定がぎっしり



緑の森を抜け七色の虹を渡り到着


策士が漸く家鴨を抱えた一枚の写真には私の過去と未来の口元

 散歩道に猫

 油売りの時計塔

 雪と兎の戯れ

 土砂降りの電子

 寂光は弱く緩くアルバムへ帰る

 巻貝ひきこもり

 迷子登録

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