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□寂光は弱く緩くアルバムへ帰る
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森の声に耳を澄まし転倒

手を汚しスカートは茶色くなる
南に私は菫を咲かせた

それは私の足
私の鼓動
私の息
私の声

全部知ってる

だからきっと悲しみはここにいない


僅かに期待を寄せた便りにはきっと涙で滲んだ「満ちました、帰ってきて」

二人だけの秘密の中の言葉

あの甘い匂いと手を繋げるなら、繋げたなら

きっときっときっと

飴は綺麗なままだった



泣きたいなら泣けばいい

その言葉が何よりも欲しかった

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