ネタ部屋

□先ず始めに……
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【ウィザード】
人の身で、人外の力を振るう存在の事。

かつては、多くのウィザードが存在した。しかし、《世界結界》の力により、彼らも力を失い、もしくは世界から存在事消されていった。

だが、その中から生き残ったウィザードは、自らの存在を守るため、また、いずれ再来するだろう侵略者から子孫を守るため、新たな力を作り上げた。

それが、超常の力を封印する宝石――《シャード》である。
《シャード》はウィザードの証であり、ウィザードの大前提はこの《シャード》を使うことが出来る者である。

《シャード》にはウィザードの「力」「武器」「防具」その他諸々の全てが封じられており、その力を自らの意思で解放、緊急時には自動的に解放される事で、超常の存在と戦うことが出来るのである。
ちなみに、《シャード》の形、色、普段の姿は、ウィザード個人によって違う。

また、ウィザードの多くは、ウィザードのためのネットワーク機関「フォーチュン」に所属している。「フォーチュン」は新米のウィザードの教育や、行き場をなくした彼らを保護したり、世界各地で起きている超常の事件に、ウィザードを派遣したりしている。



【奈落(アビス)】
世界の敵にして、ウィザードの宿敵。

彼らがどんな存在であり、どの世界より現われているのか、正確なところは分かってはいない。
はっきりしているのは、彼らは《世界結界》が作られるより以前からこの世界に現われている事、そして、その目的は、世界の持つ「マナ」である、と言う事だ。

「マナ」とは、一言で言うと、「世界全てを構成させる力」である。それは、どんな魔法の力にも勝る、強大なエネルギーだ。「この世界は、全てがマナによって支えられている」と言っても過言ではない。
彼らの狙いは、そのマナである。彼らの多くは、力に飢え、力による癒しを求めている。それが本能だと言うのだ。
自らの飢えを満たすため、彼らはマナを求めている。

《奈落》には、大きく分けて二種類ある。

まず、基となる形のない「スペクター」タイプ。
彼らは己が形を維持するプラーナを持たない。それ故に、この世界にある物質に取り憑き、乗っ取る事で存在しようとする。そして、その物質、その周囲のマナを喰らっていくのだ。

もう一つが、形を持っている「アポスル」タイプだ。
彼らの多くは、こことは違う異世界の住人だ。高い知能を持ち、先のスペクタータイプより強力だ。
本来、本能を抑えられる彼らは、世界に干渉しなくても存在を維持できる。それでも彼らがこの世界に現われるのは、個々が持っている目的のためだと言う。その為なら、同じ《奈落》の邪魔をすることも、ウィザードを利用する事だってすると言う。

この「アポスル」の中でも一番危険なのは、「魔王」と名乗る者たちだ。
彼らは、奈落の中でも最大級の脅威として知られている。その実力は様々だが、最低クラスの魔王でさえ、世界に変容を起こしかねない強力な力を持っている。
ただし、強力な分、魔王一体一体は個人主義的である。同じ魔王の足を引っ張り合いは日常茶飯事であり、時によってはウィザードと手を組む事もある。
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