白蘭たちとの
戦いが終わり、
関係者は皆
眠り続けていた。
目を覚ませば、
死んだ筈の奴らや
10年前と入れ代わって
いた奴ら、皆が
戻っていた。







あいつを除いて。













「じゃ、白蘭たちの
処理を山本、獄寺君
お願いね。」
「おぅ。」「了解です。」

事後処理についての
会議も滞りなく
終わり、時間が空いた
ため、いつもの
場所へと足を運ぶ。

-射撃場-
あいつに初めて
戦闘を教え、
多くの時を過ごした
場所。ここに来れば
いつものように
練習しているあいつが
いる気がして、
ここに足を運ぶのが
日課になって
しまった。

けれどあいつが
いるはずもなく、
分かっていた筈
なのに落胆している
自分がつくづく
嫌いだ。

ここに来る度に
感傷に浸り、涙を
堪えるのに必死な
自分も・・・・・・









いつまでもメソメソ
してはいられない。
時間は無限じゃねぇ。
やらなきゃいけない
ことなら山ほどある。

部屋に戻ったら
何からしようか
考えながらドアノブ
を回し、前を見た
瞬間、頭が真っ白に
なった。

「よっ。」

眩しい程の金髪に
人懐っこい笑顔。
迷彩のバンダナに
軍服とライフル。
バサバサと煩い鷲。

間違えようがない。
こんな日が来ればと
願い続けた光景が
目の前にあった。

「な、んで お前が
・・・いる?」

ひでぇな、コラ。
と、変わらない口癖と
笑顔で言う奴は
俺の中の記憶と
全く同じだった。

「実は目が覚めたら
あの岩山の頂上
だったんだ、コラ。
だからなかなか
来れなくてな。
で、ついでにラルを
驚かせ、よう・・と」

「ッッそんな馬鹿な
事を考える前に
早く戻る事を優先
させろ!!馬鹿弟子が!」

「何泣いてんだ?コラ。」

「泣いてない!!」

「・・・悪かったな。
淋しい思いさせて。
もう一人にしないぜ、
コラ。」

そういうと、優しく
抱きしめられた。

ただそれだけで、
こいつが帰って
来た事が一層実感
できて・・・。

「今度からは
ちゃんと俺が
守ってやるぜ、
コラ。」

「当たり前だ。
お前のせいで
俺は死ぬ思いを
したんだ。誰が
離すか。」

「・・・意味分かって
その台詞言ってるか?」

「俺を誰だと
思ってんだ」


そりゃ安心だ
と呟き、
「Ti amo,Lal.」
そう耳元で囁き
キスをされた。

深く、深く。
今までの時間
までも取り戻す
ように。









+言い訳Time+
最初にすみません←
多少直しましたが力及ばず;; コロラル、好きなんだけどなぁ・・・(´〜`;)

とりあえず、コロネロはイケイケがいいと思います←← 例え自分に不利なときでも、口がうまく動いて形勢逆転しちゃえばいいんだ!!! 嘩楠

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