どうしたらすきになってもらえるかなあ。
つぶやいたおれのことばに、梵天はまゆをひそめた。
知るかよ。ぶっきらぼうにつっかえされる。
だって梵天ばっかりずるいよ。
おさないころからなら、おれもいっしょにいたのに。
主だから、というりゆうで、おれのきもちをむししないでほしい。
お前のそういう感情は、規律を乱すから嫌いだ。
心底、いまいましげにいう梵天はほんきで怒ってるらしかった。
だいじょうぶだよ。
こんきょのない、それ。でも、ほんとにだいじょうぶ。
だって、こじゅうろうはおれのこと、見てないからね。
本気で好きになっても、相手はしてやれねえ。
なんかいめかの告白に、そう言われたから。
それでもすきですきですきで、どうしたら少しでもはんちゅうにはいれるんだろう。
あきらめのわるいやつだと、言われてもいい。
実らない恋に身を費やすのも、一興だとおもわない?
本気の恋は叶わないって、あの人が言ったから
(それでもあなたがすきです)
おしまい。
成→小→←政のらぶばとるがだいすきです(らぶばとるっていうな)
お題提供>>確かに恋だった