散文詩
□心のキャンパス
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あなた色に染まりたいから
真っ白なキャンバスを用意した
あなたの好きなように
塗りたくってもらいたくて・・・
色んな絵の具を用意した
最初は嬉しかったんだよ
綺麗に塗られて
少しずつあなた色に染まるのが・・・
でもいろんな色を塗られていくうちに
気がついたら
重なった部分がどす黒くなっていた
そしていつの間にか
真っ黒くなった
そんなつもりじゃなかったのに・・・
どうしたら
元の白いキャンバスに戻れるかな
本当のキャンパスのように
一度捨ててしまわないと
いけないのかな・・・
寂しいけれど
一度黒くなったものは
最初の頃のようには
決して戻れない
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