そばにいてくれる君へ。

□11.過去に再会
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カキーン!


バットとボールが当たる。
女の子はそのボールを見て、手をぐっと握り高く掲げた。


「ホームランだ!」


わあっと湧き上がる場内。
彼女は微笑みながらダイヤモンドを回る。


「ナイバッチー!!」


その声が聞こえると彼女はその声のする方を見て微笑んだ。

そして彼の方に向かってピースした。


「由妃ー!ナイスー!!」


彼女は不敵な笑みを浮かべた。


「当たり前!!」
















*******


「……夢…?」


由妃はふう、と息を吐き窓からあふれる朝日を見て目をこすった。








11.過去に再会






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