そばにいてくれる君へ。
□10.龍一
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「今日もいい天気だよっ!!ゆーと起きろーっ!!」
「うう…、まだ早いんじゃない?」
「もー!太陽出てるよ!?はーやーくー!!」
由妃が耳元で大声を出すと、勇人は布団に潜っていく。
(朝一でこの声のボリュームはキツい。)
「もう起きる時間だって!!早く行こう!!」
一気にカーテンを開けられ、眩しい光が降り注いでくる。
勇人は仕方なしに起き上がった。
すると由妃は満足そうににっこり微笑んだ。
「よっし!勇人も起きたし!先にご飯食べてるからねー。」
「はいはい…。ふぁあ〜。眠……。」
勇人は伸びをして支度を進めるのだった。
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