Яeckless



心臓の音、40766回目


次キリ番→40000
(隠しキリ番設置中)





現実の延長で


夢をみる








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08/03/27 開始

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「初めまして



私は貴方
















────おや?

貴方が私を
忘れないでいてくれたから
その鍵を持っているのでは?







誰かがくれた?


思い出せない?















ああ…すみません


今はこの世界だから
仕方ないのですね











そうそれで


その鍵は
私が預かって
差し上げましょうね












私がいれば

いきたい時に

いきたい場所にいけます





ね、安心でしょう?












代わりに
私の鍵を与えましょうね








ふふ、いいこです






そうですねぇ、

それでは
鍵の行方を…物語をひとつ

教えて差し上げます





?物語です。

ああっ怒らないで下さい、


与えてあげると

約束したのは私です








ただ、はいどうぞで
手に入ったらつまらないと思ったのです
















さあ



物語の題名は----です










そうそう

物知りですねぇ











最期は主人公の姉の心理描写で締めくくられるのです






それがこの物語の終わり方。












私が教えて差し上げられるのはこれだけ。




























さ、いきましょう」








目を覚ました。

時計の針をぼんやりと見つめる。




知らぬ間に眠ってしまったにしては、
妙に目覚めがすっきりしており、もう1度夢の続きをみる気は起きなかった。



長いような、短いような、夢をみた…気がする。





さっきまで明確だった
夢の内容は今はおぼろげで、
だが最期に聞こえた
声だけが頭に木霊する。





「もしも、
過去に戻れても。



きっと私はまた、
貴方に逢いに行きます。」



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最終更新日 2012/06/24




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