etcetera

□まさか本当に…
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後日。



「ちょっといいか」
「んぁ?」

アキラはフードを被った頭に両手を添えて、勢いよく左右へ振らせた。

カタカタカタカタカタ

「!!!」
「っだああああ!!?」

聴こえた音に、衝撃。
いきなりの行為でグンジが叫ぶが、勿論アキラはそれどころではない。

「ふざけんなテメー頭ぐわんぐわんすんだろーがァ!!」
「あ……悪い…。けど、グンジ、さっきカタカタいってたぞ。まさかおまえの頭」
「カタカタ?…あぁ、コレー」

隙間があるんじゃと言いかけたアキラの前で、グンジはフードを払い束ねた髪を下ろすとアキラの手の上に紐状の物を落とした。金糸をまとめていたそれには、キューブの飾りがいくつか付いている。カタカタの原因が明らかになった。

「なんだ…」

アキラはどこかほっとしたような、拍子抜けしたような気分で息を吐く。

「ところで仔猫ちゃん?」
「(ぎく)」

しかし今度は別の問題が生まれてしまった。
本能的に逃げ出そうとしたアキラの手首をグンジが鷲掴む。

「何であんなマネしてくれたのカナー?つか、理由なんかどうでもいいんだけどさぁ、今度は俺が揺さぶる番だよな?」
「なっ、なにを?」
 
訊ねるアキラを猟奇的な眼差しが舐めるように見上げる。

「なにってンなのは…」

仔猫ちゃんのカラダに決まってんだろ?


 
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