Ilegenes
□レイとフォンと猫
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「ニャー」
「はは。可愛いなおまえ」
「ミィ、ニャンッ」
「あ!こらかじるな!」
「………なあフォン」
「何だ」
「この猫飼おうぜ。って言うか、飼ってくれ」
「何故俺が」
「不正市場ってまだ結構あってさ、そこで取引されてた内の一匹なんだ…。孔雀眼じゃないけど、綺麗な青緑の眼ぇしてる」
「だからどうしておまえが飼わないのかと訊いているんだが」
「そりゃ飼ってやりたいよ?でも俺最近色々と忙しくて。面倒見きれないのに無責任なことしたくないし」
「(忙しいのなら今そいつと遊んでいるのは一体どういうことだ…)」