etcetera

□こんなシキアキじゃ嫌だ
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「少しはやるようになったか」

重く鋭い一撃と共に降ってきたのは悠然とした声。
交差する白刃がギシギシと悲鳴を上げ、その向こうには相も変わらぬ顔がある。

「 、お前」

余裕の笑みを浮かべていたシキがやや驚いたように息を呑み、またふっと笑った。

「ッ…!」

嘲られた───
そう思ったアキラは軋む程に柄を握り締め、キンッと刀を弾き飛ばす。数歩の間合いを取ったアキラが首へ切っ先を突き付けているというのに、さもおかしそうに喉を鳴らすシキ。

「その格好…俺とお揃いだな。そんなに俺のことが好きだったのか?」

アキラの手から刀が滑り落ちた。

「ちッ!!?ちが…!」
「照れることはない。この俺に惚れるなど、極めて自然な反応だ」
「(コイツもとうとうラインに手を出したのか…)」


 
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