etcetera

□三匹の子犬
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「ごめん、アキラ。俺また…」
「気にするな…。今回のことは俺にも責任がある」

はっきり言えば全部長男のせいなんですけどね。
あちこち痛めて動けないアキラァを前にケースケは表情を曇らせています。

「本当…ごめん。今度お詫びするよ」

しゅんと落ち込むケースケの耳や尻尾の垂れ具合がアキラァの眼にいとおしく映りました。

「だったらソリドでも持ってきてくれ。俺の好きそうなの見繕って」
「へ…?そんなのでいいのか!!?」

俄に元気を取り戻したケースケの尻尾がぱたぱたと揺れています。微かに笑って頷くアキラァを見て、ケースケの顔が輝きました。

「俺買ってくるよーーー!」

叫びながら出ていく兄。自分が空けた穴からです。あれも修理しないとな…。
次に起きたらやろうと決めて、アキラァはひとまず眠ることにしました。
 
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