宍戸義妹

□Story18
1ページ/3ページ




あれ以上見たくなかった…。




あのマネージャーの人、亮くんと仲良さそうだったな。




亮くんは私のお兄ちゃんなのに…。




お兄ちゃん取られて落ち込むって、これじゃただの子供じゃん。




『はぁ…』




ベッドにうつ伏せになった私の口からは、何度目かの溜め息が出た。




『亮くん……』




ポツリと亮くんの名前を呼ぶと、先程の光景がまた頭の中に流れ込んでくる。




『もう、やだぁ…』




亮くんのことを考えると、胸が締め付けられるように痛い。




やっぱり私ってブラコンなのかな?




.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ