宍戸義妹
□Story05
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『ごめ〜ん』
私が中庭に着くとご飯を食べずにみんなが待っていてくれた。
みんなぁ〜
優しいなぁ…。
なんて感動してると「遅い!次からは先に食べるからね」って怒られちゃった。(笑)
みんなの輪の中に加わり、お勉強を開けていると
「なんか名無しさんニヤニヤしてる」
って前に座っていた一番仲良しの真奈美ちゃんに顔を覗き込まれた。
『えっ?してないよ』
私は必死に否定する。
自分でも気づかない内にニヤケてたみたい。
きっとさっきぶつかった人の事考えてたからだ…。
真奈美「何があったか教えなさい!」
「私も聞きたい〜!」
なんてみんなから詰め寄られ、さっきあった事を話した。