Promise with you
□Story05
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今日の部活は試合形式の練習だった。
たまに氷帝の応援行ってたけど、やっぱ練習でも試合ってなるとドキドキするなぁ。
私は柳くんにスコアの付け方を教えてもらう為に、コートの近くのベンチに座って試合を見ている。
『次は切原くんとOBの人との試合か…。』
柳「次の試合は俺がスコアをつけよう。名字はボールから目を離すな」
『?うん。じゃぁお願いね』
私は柳くんがなんでこんな事を言ったのか不思議に思った。
が…試合を見ている内にようやく理由がわかった。
切原くんが打ったボールがいろんなトコに落ちて、OBの先輩が拾えなかったボールがこちらに向かって飛んでくる。
『危ないっ』
間一髪で私はボールを避けた。
柳「反射神経がいいようだな」
『いや…今の避けなかったら絶対ケガしてたって』
柳「そうだな。試合が終わるまで気を抜くな」
『わかった。』
ビックリした。
切原くんの目が充血したと思ったら、攻撃的なゲームスタイルに変わった。
それから私は切原くんから目が離せなくなっていた。
ゲームは6-2で切原くんの勝利。
OBの先輩はあちこちにボールが当たってボロボロになっていた。