白石いとこ
□Story05
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家に着くなり、携帯を開くと1件のメールが届いていた。
あー!
謙也くんにメール送ってたんだった。
ってことは必然的に謙也くんからのメールなわけで。
急いで受信BOXを開く。
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FROM:忍足謙也
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俺も苦手やねん
白石は頭ええからなぁ
羨ましいわ
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やっぱり謙也くんからだった。
だいぶ時間経っちゃった。
急いで返事を打つ。
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TO:忍足謙也
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遅くなってごめんね
携帯見つかって没収され
ちゃって
今、補習終わって帰って
来たよ
謙也くんはまだ部活中か
な?
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よし!送信!
焦ってた私は補習してたなんて墓穴を掘ったことにも気づかずに、送信してしまった。
あー!補習とか言っちゃった!
メールを読み直して気づく私…。