白石いとこ
□Story04
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放課後になって私は補習を受けるため、教室にいた。
他の生徒は部活に行ったり、帰ってて誰一人いない。
一人ポツンと席に座っていた。
一人で補習なんてツイてない…。
しかも数学だし…。
はぁ…っと溜め息をつくと、教室のドアが開いた。
そちらを見れば、見知った顔があった。
テニス部の……
「補習なん?」
『うん…』
その人は私の方に歩いて来ると、隣の席に座った。
「ホンマ…ついてへんわ…」
『そうだよね…』
私なんて補習の上に、携帯まで取り上げられたし…。
補習終わったら返すって言ってたから、取り敢えず補習は受けることにした。