白石いとこ

□Story04
1ページ/3ページ




放課後になって私は補習を受けるため、教室にいた。




他の生徒は部活に行ったり、帰ってて誰一人いない。




一人ポツンと席に座っていた。





一人で補習なんてツイてない…。

しかも数学だし…。




はぁ…っと溜め息をつくと、教室のドアが開いた。




そちらを見れば、見知った顔があった。





テニス部の……




「補習なん?」




『うん…』




その人は私の方に歩いて来ると、隣の席に座った。




「ホンマ…ついてへんわ…」




『そうだよね…』




私なんて補習の上に、携帯まで取り上げられたし…。




補習終わったら返すって言ってたから、取り敢えず補習は受けることにした。




 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ