お見合い恋愛

□Story2
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AM9:00



『Zzz…』



今日は休日と言う事もあり、まだ夢の中の名無しさん




コンコン



ガチャ




ママ「名無しさんー!起きなさい」



ママが部屋に入るなり大声で名無しさんを起こそうとする




『ん……うるさいよ……』



ママ「休みだからっていつまで寝てるの?早く起きて」



『う〜ん……』




ママの大きな声で目を覚ます名無しさんだが、その顔は不機嫌そうにしていた




ママ「今日はパパとママと3人で買い物に行って、ご飯食べるって言ったでしょ?」



『うーん……』




そう言えば昨日そんな話聞いたような聞いてないような……




まだ寝ぼけている様子の名無しさん



 




あの後ママに叩き起こされて急いで準備して、今ママとパパに引っ張られて買い物中






3人で歩いているとパパが「ここだ」と言って指差したお店に入る




『着物のお店?』




中に入ると色とりどりの綺麗な着物がたくさん並んでいた




ママ「これなんていいじゃない」



ママが着物を手に取り言う



パパ「そうだな。名無しさんに似合いそうだな」



『私?私着物なんていらないよ…。着る機会ないし』



パパ「何言ってるんだ。コレ着て初詣に行く名無しさん…。いいなぁ…」



パパはニヤニヤとしながら着物を着た名無しさんを想像していた




ママ「じゃぁちょっと試着しなさいよ」



『いいよぉ…』



名無しさんの言葉を無視してママは無理矢理名無しさんを試着室に入れる







はぁ…
なんで初詣に着る着物を今頃買うの?
着物って重いし動きにくいなぁ




名無しさんはそんな事を思いながらお店の人に着付けしてもらっていた




 
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