金太郎姉
□Story08
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『ちょっと待ってください!』
私の放った大声に騒がしかった部員たちは口を閉じた。
『私やるなんて一言も言ってない!』
だってマネージャーってあれでしょ?
マネって名前のパシり。
東京にいた頃の友達がやってたけど、走り回されてたし…。
私体力に自信ないし…。
白石「嫌なん?」
『はい!』
白石「金太郎もおるのに?」
『は…い…。』
白石「金ちゃんも名無しさんにマネやってほしいよな?」
金太郎「お姉マネやるん?」
いつの間にか白石先輩の横にいた金太郎が目を輝かせながら見つめてきた。
『う…。』
そんな目で見ないで…。
金太郎の目に負けて「うん」って言いそうになった。
危なかったー!