宍戸義妹
□Story09
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昼休みになり私はいつもの様にご飯を食べに中庭に行く準備をしていた。
すると廊下から「きゃー」っと女子の数名の悲鳴が聞こえてくる。
えっ?
どうしたんだろ?
何があったの?
私が廊下の様子を見に行こうと思い、お弁当を持って席を立ったときだった。
「おい…名無しさんか?」
知らない男の人に名前を呼ばれ振り返る。
そこには綺麗な顔をした人が立っていた。
『そうですけど…。だれですか?』
「俺は跡部景吾だ。」
『跡部さん?』
跡部「あぁ。宍戸と同じテニス部の部長だ」
『亮くんの部長さん?』
私は亮くんの知り合いだと聞いて、ホッとし笑顔になった。
跡部「宍戸が妹ができたと言っていたからな。見に来たんだ」
『そうですか。初めまして!宍戸名無しさんです』
跡部「ああ。じゃぁな」
そう言って跡部さんは教室を出て行った。