World*Line
□或る朝のこと。
1ページ/4ページ
「ん……っ…。ふああぁっ…」
朝。
徹夜続きの身体を起こし、寝室から出る。
最近またイヴァンの奴が、色々無理を言ってきやがる。
そのせいで俺様は毎日睡眠不足だ。
おまけに、ヴェストとゆっくりする時間もないとくるもんだ…。
はぁ…
俺様ツイてないぜ…
ため息をつきながらダイニングルームに向かう。
「ヴェスト…おはよう…」
返事がない。
というか、姿が見えなかった。
ヴェストが寝坊…?
いや、俺様の弟に限ってそんなこと…