school

□キミは美。 
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「せんぱ〜い!?三原先輩っ!!」


華麗に廊下を歩いているボクを大声で呼ぶ人がいた。
振り向くとそこには日比谷渉君がいた。
ボクとは約10cm程差がある。
その日比谷君を無視して、ボクは廊下を歩き続けた。


「まっ待って下さいょ!?三原先輩……あっ!?」

大げさにこけた日比谷君。
足を広げ、お尻からすべっていた。
まるで、バナナにでも滑ったかの様だ。


「ふぅ〜
ほらっ、手を貸して‥」


こけた日比谷君に手を差し延べると日比谷君は手を取り立ち上がった。


「///////
あっありがとうございます!」

「もぅ、こけないようにね‥」


そぅ言ったら、日比谷君は涙を浮かべた。


「ジブン、三原先輩に心配されて嬉しいッス!」

「ハハハァ‥キミって個性的だね
じゃぁ、ボクはこれで‥!」


手を放し、後少しの教室にへと歩きだす。
が、前に進まない。
何故かと言うと日比谷君がボクのYシャツの裾を掴んでいるからだ。


「‥‥放してくれないかぃ?」

「話しますから、ジブンの話しを‥聞いてくれますかぁ!」

「‥いいよ。」


ボクは振り替えり日比谷君を見た。
日比谷君は真剣な目をしている。


「///////
今度の日曜、ジッジブンと一緒にデートしてくださぃ!?」

「はあ?!」


ボクは見事なくらい口を大きく開けていた。
周りにいた同級生がざわめく。


「ボクが何故キミと一緒にデートしなきゃならなぃのかぃ?」

「///////
そっ‥それは…」


もじもじする日比谷君。


「まぁいいやないの!?
デートの一つや二つ、やってやりぃ〜なぁ!?」


関西弁(?)の姫条がボクに話しかけてきた。
おまけにボクの肩を手に乗せている。
顔は美だが性格がNO。


「じゃぁ、キミがデートしたらどうだぃ?」

「んん〜せゃなぁ!
なぁ、日比谷そぅしなぃかぁ?」

「ジブンは‥
//////三原先輩がいいんですぅ!!」

「‥だってさぁ!!」


姫条はボクの方を見て言う。


「はぁ〜
じゃぁ、一時間だけだょ‥
ボクには時間がなぃんだぁ!?」

「///////
あっ‥ありがとうございます!
じゃぁ、今度の日曜日、駅の改札口で一時に待ち合わせでいいッスかぁ?」

「‥うん」


日比谷君は嬉しそうにボクの傍から離れて行った。


「モテモテやないかぃ三原!?」

「はぁ‥ミューズにおこられてしまぅよ…」


そぅ言って、姫条を無視したボクは教室へと入って行った。
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