Long Story
□第七夜
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「…………。」
しかしルイは黙り込んだままだ。
「その様子じゃ疲労ではないだろうが。」
問い詰める。
深い意味はない。
彼はハッキリしないことを嫌うだけ。
腕を組み、壁に背を預ける。
「……つらかったんだ…。」
ルイは観念したように口を開いた。
「……?」
「俺も…家族居ないんだ。俺の両親は二年前までファインダーをやっていた。内密にしているらしいけど、俺は必死になって探したんだ。そしてあの教団にいることを知った。そしてエクソシストに見殺しにされたこともしったんだ。…俺の…俺の両親は……、エクソシストに殺されたんだっ!!」