Long Story

□第六夜
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「すみません、お部屋をお借りできますか?」


「あ…上へどうぞ。」


老婆は嗚咽を漏らしつつそう言った。
ルイは軽く相槌を打つとどこか苦しそうな顔をしながら二階へと消えていった。
しかし神田はその顔を見逃さなかった。


「朝居なくなっていた…?かくれんぼとかそういう程度のものじゃなさそうですねそれは。」


「ま、俺たちに任せるさ☆」


その頼もしい言葉に老婆はすすり泣くのをやめ、よろしくお願いします、と軽くほほ笑んだ。


「とりあえず今日は寝ることにします。寝室、お借りしますね。」


挨拶をして、ラビ、神田、アレンは二階へと上がった。

部屋割り。
神田はアレンと一緒は嫌だということなのでルイのいる部屋へ。
ラビとアレンがもう一室へと別れた。
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