Long Story

□第一夜
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「結構やんちゃなんさ〜。」


この間の抜けた声の主は同じくここのエクソシスト、ラビである。
赤髪に龍の鱗のような模様が入った黒いターバンを巻いている。
彼は次期ブックマン(裏歴史を記録する者)でもある。


「ああ、二人とも。紹介するよ。この子はね、今日入ったばかりの新入り君だ。ファインダーの人たちにね、町で奇妙な弓を持った青年がいると聞いて行かせたらその子がいたって訳なんだ。練習してたつもりだろうけど的に穴を開けてしまうようじゃ凡人じゃないでしょ?シンクロ率も高めだしね。」


アレンとラビはその青年に目をやった。
まだ抵抗し続けているようだ。


一体これからどうなるのだろう―
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