Long Story
□第十六夜
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「う〜、早くルイの『イノセンス発動!』が見てみたいさっ!!」
「そうですね、僕も見てみたいです。これ美味しい!」
アレンがハンバーガーを両手にラビに同意した。
「ルイも装備型か。」
神田がルイの背中にかかる弓矢の入った筒を見て言った。
「装備…型?」
ルイは訳がわからないといった風な顔をする。
連れてこられすぐ任務ということだったのであまり説明を聞いていないのだろう。
「人体を武器化する適合者以外の適合者のことだ。」
面倒臭そうに神田が説明した。
「アレンはその寄生型さ。数ある対アクマ武器の中で最も珍しい型なんさ。」
ラビが付け加えた。
それを聞いたルイはアレンをまじまじと見つめる。
食べることに夢中になっていたアレンがルイのその視線に気づき不思議そうな顔をした。