Long Story

□第十三夜
1ページ/2ページ

「それじゃあダニー。アクマ退治に協力してくれますか?」


アレンはほほ笑んだままダニーに問いかけた。


「もっちろんだよ!任せて!」


そう言って片目を瞑って親指を立ててみせた。
そのまま時計に視線を向ける。
時計の短針は長針とともに12の数字を指していた。


「ああ、もうお昼だ。ボクがこの辺を案内してあげるよ。任務遂行のためにもここの地形を知ってもらわないとね。」


「はい、もう僕お腹ペコペコです!」


アレンが目を輝かせた。


「おーい、誰がアレンの食費払―」


「何ですか?ラビ」


「いや、何でもないさぁ……。」


ダニーを含める五人は部屋を後にした。



「お兄ちゃんたち、何が食べたい?」


「何でも構いませんよ。」


揃って街並みを歩く。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ