Long Story
□第十三夜
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「それじゃあダニー。アクマ退治に協力してくれますか?」
アレンはほほ笑んだままダニーに問いかけた。
「もっちろんだよ!任せて!」
そう言って片目を瞑って親指を立ててみせた。
そのまま時計に視線を向ける。
時計の短針は長針とともに12の数字を指していた。
「ああ、もうお昼だ。ボクがこの辺を案内してあげるよ。任務遂行のためにもここの地形を知ってもらわないとね。」
「はい、もう僕お腹ペコペコです!」
アレンが目を輝かせた。
「おーい、誰がアレンの食費払―」
「何ですか?ラビ」
「いや、何でもないさぁ……。」
ダニーを含める五人は部屋を後にした。
「お兄ちゃんたち、何が食べたい?」
「何でも構いませんよ。」
揃って街並みを歩く。