Long Story
□第七夜
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「とりあえず明日、作戦会議さ!」
「ああ。」
「お休みユウ♪」
とラビが手を振る。
「下の名前で呼ぶな!」
神田が六幻に手をかける。
「あー怖い怖い。」
バタン、とラビは扉を閉めた。
一方神田も部屋へ行き、六幻を置いた。
同時にベッドへと目をやる。
ルイは布団に包まっていた。
「おい、…何があったんだ」
普段神田は人のことなど気に掛けないのだが同室とあってはそうもいかない。
「何って…疲れてただけだ。」
ルイは顔を隠すように布団を深くかぶった。
「正直に言え。」
神田はすべてを見透かしているかのような声で言った。