Long Story
□第五夜
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「わからないことがあったら、何でも僕たちに聞いて下さいね。」
「そうそう、遠慮はいらないんさぁ〜。」
その間にもアレンはがつがつと食べ進める。
「ジェリーさん、おかわり〜♪」
「モヤシの食費の所為でいつかこの教団も潰れるだろうな。」
神田が呟く。
「アレンです!!」
「アレン…?見た目はモヤシだな。」
ルイが思わず口を開いた。
初めてまともに口を利いたのだが、一発目からこれである。
「わかってんじゃねーか。」
「コラーー!!神田!ルイに何吹き込んだんですかァー!!」
「ユウと意気投合…!?最強さ…」
怒るアレンと呆気に取られるラビ。
「神田みたいなの二人もいりませーーん!!」
アレンの叫びは虚しく食堂に響いて消えた。