Long Story

□第二夜
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新しく入団する者はまずイノセンスの調査をする。
そして、シンクロ率。
これが低ければ低いほど、適合者はイノセンスの発動が困難となる。


「ね?凄いでしょー♪それと、早くここに慣れてもらうためにも、任務に行ってもらおうと思ったんだ。でもこの子、雰囲気が誰かに似てるんだよねぇ…誰だろう。」


その時、扉が乱暴に開けられた。


「呼んだか?」


そこに立っていたのはやけに細身の男。
東洋系の整った顔立ち、漆黒の鋭い双眸、黒い長い髪を後ろで一つに束ねた独特のヘアスタイル。
エクソシストの神田ユウだ。
細見の優男だが、戦闘的なエクソシストの中でもいちばん短期で凶暴だ。
そして、常に刀型対アクマ武器である六幻を装備している。


「ああ、君だ!」


「ああ?」


と眉間に皺を寄せる。
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