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□短文集
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恋なんて知らねぇ
愛なんて知らねぇけど


やっとこの手に捕まえたものは
あんまり温かくてあんまり柔らかくて
儚いほどに細くて折れてしまいそうで

なのにあたしは大丈夫だよなんて震えながら言うもんだから

俺に出来ることは腕の力をぐっと強めて引き寄せて
包み込むように抱きしめるだけ


何がなんでも連れて帰ると
次は絶対護ると誓ったとおりに


いいや・・・


願わくばこのやさしすぎる存在が
俺の腕の中でだけは安心して泣きじゃくれるように


だから頼む

その固まった身体の力を抜いて
張り詰めた神経を解き放って
俺の胸に身も心も預けて安らいでくれ

どんなに崩れ落ちようと
どんな形になろうとも
絶対に受け止めて支えるから


そんな感情を
なんと呼べばいいのかは
まだ分からねぇけど

それが 俺の


<誓いと、願い。>







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最近のWJを読みながらなんとなく。
自分の願いとも言う(爆)。

  2009.1.30
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