彩りの始業鈴
□彩りの始業鈴U−11
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「お父さんは、お母さんと離婚した後も、私の交友関係を調べてた。
あの人は、私がお母さんの所為で完璧な子どもにならなかったって思ってる。
だから、流宇ちゃんということは賛成だった。
でも、彩鈴ちゃんに対しては良い顔をしなかった。
どれだけ成績が良くても、どれだけ人間が出来上がっていても、
彩鈴ちゃんの性格は、私をダメにするってきかなかった・・・・・!」
泣きながら打ち明ける一瀬の心境は、痛いぐらいに響いた。
『彩りの始業鈴』
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