彩りの始業鈴2

□彩りの始業鈴V−8
5ページ/7ページ

「ところで、身長は?」



「173です」



「・・・普通だな」



「アンタが高過ぎんだと思いますけど」



「まぁ189もありゃな」



彩鈴が小さいのは母親似何だろうか・・・・・?



それにしても。








最戈さんはさっきから俺と誰かを重ねてるみたいに感じる。



目が、懐かしいって訴えてくる。







「中入って」



広い和室に通され、とりあえずそこに入る。



中はほとんど物が置いていない。



自室というわけではなさそうだ。



「サイズ的にはこれか。



藍色は嫌いか?」



「寧ろ好きですけど」



「着付けは、言わなくても知ってるよな?」








「・・・・・誰と、重ねているんですか?」



確証を持った話し方。



俺の全てを知っているような感じさえする。





.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ