彩りの始業鈴
□彩りの始業鈴Ⅱ－９
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『・・・助けて』
お願いだから、ここから出して・・・・・。
流宇がずっと注意した方がいいって言ってたのに・・・・・。
銀ちゃんも高杉くんも、あれだけ言ってくれていたのに・・・・・。
私が不注意だったんだ・・・・・。
まだ南ちゃんが私を許しているはず、なかったのに。
「・・・ごめんなさい」
この言葉を、誰に伝えたいの？
「助けて・・・・・、高杉くん」
会いたいよ・・・。
いつもみたいに、傍にいて欲しい・・・。
１番初めに会いたいのは
―――――高杉くんだ。
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