§短編書物庫§

□【空から雫が降る中で】
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「まったく…………雨降るなんて天気予報じゃ言ってなかったぞ」

びしょ濡れになった服を見ながら、俺は文句を言った

「しょうがないよ。突然だったし…………」

隣で、同じく雨に濡れてびしょ濡れになった春姫が、いまだ降り続く雨を見ながら呟いた

俺達が何故雨宿りをしているかと言うと………………

…………数時間前…………

「ねぇ雄真くん?」

「どうした?」

学校からの帰り道

突然、春姫が俺の服の裾を引っ張った

「ちょっと寄りたいお店があるんだけど、ついてきてくれるかな?」

「いいけど…………何処に行くんだ?」

「ついてきてくれたら分かるから♪」

春姫は俺の腕を引いて、そのまま俺を瑞穂坂商店街までつれてきた

そして着いた場所は………………

「ここは………………?」

目の前には古びた店が一軒

いかにも怪しそうだ

「雄真くんは、外で待っててくれる?」

「あ、ああ………………」

春姫は俺を残して店の中へと入っていき、店の前に俺だけが残される

路地裏は闇が広がっており、不気味な雰囲気を醸し出している

(うっ…………は、春姫。早く戻ってきてくれ………………)

そう願いながらしばらくして、店の中から春姫が出てくる

「雄真くん、お待たせしました」

俺はホッと、安堵の溜め息を吐いた

「ど、どうしたの?」

「いや…………此処、ちょっと恐いなって思って………………」

俺のそんな思いを聞いた春姫は、俺の手をそっと握った

「ごめんね雄真くん。こんな場所に一人にして………………本当にごめんなさい」

春姫は申し訳なさそうに謝る

「いや、もういいよ。春姫が戻ってきてくれたから」

「雄真くん………………」

俺は握っていた春姫の手を引いた

「さぁ帰ろうぜ」

「うん」

そうして俺達は路地裏を後にした

その後、春姫を寮まで送る帰り道

急に振り出した雨により、近くにあった公園の屋根のあるベンチの下へと雨宿りしたのだ

「雨、止むかな?」

「どうだろ…………でもすぐには止みそうにないな………………」

俺は未だ降り続く雨を見ながら、返事を返した

「服もびしょ濡れになっちゃったね」

「ああ、そうだな………………」

春姫は髪を留めていたリボンなど取り去った

ストレートになった春姫の髪の先から、ポタポタと雫が流れだした

それを見ているだけでも目が引き付けられるというのに、さらに着ていた制服が濡れて肌にくっつき、ボディラインがはっきりと浮かび上がっていた

俺はしだいに興奮してきたが、理性でなんとか持ちこたえる

「どうしたの?」

春姫は俺の視線に気付き、声を掛けてきた

「い、いや…………なんでもない…………」

俺は悟られぬように、急いで春姫から視線を外す

「あっ…………///」

その努力も虚しく、春姫は今自分がどういう状況になっているのかに気付いてしまった

「やだ…………私ったら///」

春姫は顔を真っ赤にしながら、俺に背中を向けた

俺も続いて、春姫に背中を向ける

しかし、未だに体の興奮が収まる気配は見えなかった

(このままじゃ………………)

春姫を襲ってしまいそうな衝動を、必死で押さえ付ける

だが、それも長くは持ちそうにない

だから俺は切実な思いで、早く雨が止んでくれる事を願った

しかし俺の願いを裏切るかの如く、雨はさらに激しさを増していく

しばらく俺達は、背中を向かい合わせたまま言葉を交わす事無く、ただ立ち尽くしているだけであった

「ねぇ…………雄真くん………………」

しかしその沈黙も、春姫の言葉によって崩される

「ど、どうした?」

俺は緊張を悟られない様に、声を返した

「あ、雨…………止まないね…………」

「そ、そうだな…………」

「このまま雨が降り続けたら、人なんてやって来ない…………よね?」

「そ、そうなんじゃないかな…………」

俺は、春姫が一体何を言いたいのかさっぱりだった

「あのさ…………んっ…………!?」

俺が春姫に言葉を返そうと思い振り向いた瞬間、唇が何か柔らかいモノに塞がれた

「ちゅ、んむっ…………」

春姫は積極的に俺の唇を求めてくる

突然の事で、最初身動きをとる事が出来なかった俺だが、何時の間にか春姫を抱き締め、春姫の唇を強く求めていた

「雄真くん………………///」

「春姫…………どうして………………?」

唇を離した俺は春姫に問い掛けた

何故春姫が、突然こんな事をしてきたのかを………………

「雄真くんの…………ソレ…………見てたら…………ドキドキしてきて…………///」

春姫はそう言うと、大きくなった俺のモノを見た

(くっ…………バレバレだったのか…………)

俺は春姫を抱き締めたまま、溜め息を吐いた

(俺の無駄な努力に拍手を三つ…………)

俺は自分の無駄な努力に対しての褒美として、春姫の唇に口付ける

「んっ…………///」

春姫は嬉しそうな表情を浮かべながら、俺の口付けを受けとめる

俺は舌を使って春姫の閉じている唇をつっついた

それに気付いた春姫は、唇に隙間を作ってくれた

俺はすかざず口内に舌を侵入させ、春姫の舌に自分の舌を絡ませる

「んっ、ちゅ…………ぴちゅ…………んむっ………………///」

春姫は春姫で………………

俺は俺で………………

お互いの愛を、唇を通じて感じ合う

「雄真くん…………お願い…………///」

「春姫…………好きだよ…………」

俺は春姫が着ていた制服を、優しく脱がした

春姫の着ていた制服のボタンを外してやると、中からマシュマロの様な弾力を持ったメロン程の大きさの胸が零れ落ちてきた

大きな胸は、ピンクの可愛いブラによって隠されていた

俺は右、手を春姫の大きな胸の上に置いた

「んっ…………///」

置いた瞬間、春姫の体がピクッと動いた

俺は春姫の胸をブラの上から、優しく揉み始めた

相も変わらず、春姫の胸は驚く程柔らかい

「あっ……んっ…………ひゃう…………///」

しばらくして、春姫のブラの中央に突起物が表れ始めた

それを、ブラの上から指で弾く

「ひゃう!!!」

春姫は体をビクッと震わせる

「ゆ、雄真くん…………直接揉んで…………お願い…………///」

春姫は顔を真っ赤にして、恥ずかしいお願いを俺に言う

俺は春姫のお願い通り、ブラを外してから直接胸を揉み始める

手に吸い付くような春姫の胸の感触が気持ちいい

「あっ……んふっ…………き、気持ち…………いいよぅ///」

春姫は気持ちを押さえられないのか、声を押さえるという事をしていなかった

しかしそれも、降り続ける雨の音でかき消される

俺は、春姫の乳首を口に含んで舐め始める

「んふっ…………ゆ、雄真………くん………あんっ…………///」

俺は乳首を口に含んだまま、右手をショーツへと導いていく

すでにショーツはびしょびしょに濡れていた

(しかし……この濡れ具合は…………)

あまりにも濡れすぎだ

(まさか…………ずっと意識してたとか…………?)

俺は考えを巡らせながら、口に含んでいた乳首を軽く噛み、びしょ濡れになっていたショーツを横にずらして可愛いお豆を指の腹でさすった

「ひゃん…………ん、んんっ…………ゆ、雄真……く、あはぁ…………あぁぁぁぁぁぁ!!」

春姫の体がビクビク震えた

どうやらイッてしまったみたいだ

「はぁはぁはぁ…………」

春姫はぐったりとして、俺に体を預けてきた

「春姫、大丈夫か?」

目が虚ろになりかけていた春姫に声を掛ける

「う…………ん…………大丈夫……だよ…………」

見るからに大丈夫ではなさそうだ

(こりゃ、この先は止めといた方がよさそうだな…………)

俺のモノはありえないくらいに興奮状態だが仕方ないだろう

俺は春姫を抱えたままベンチに腰を下ろした

春姫の服装を素早く整えて、俺の膝の上に横たわらす

しばらくして、春姫は俺の膝の上で可愛い寝息を立て始める

雨はいまだに降り続けていて、止む事を知らないみたいだ

この大雨の中に俺と春姫の二人きりという事を考えていたら、次第に興奮が高まっていく

(駄目だ…………寝込みを襲うなんて…………)

俺は気合いで性欲を押さえ込もうとするが、それも少しの間しか持ちそうになさそうだ

(こ、このままじゃ…………)

俺が限界を越えそうになったその時、

「いいよ…………雄真くん…………///」

膝の上から春姫の声が聞こえた

「ずっと我慢してくれてたんだよね…………///」

春姫は俺の膝から体を起こすと、おもむろに俺のズボンのチャックを下ろしてモノを取出し、ショーツを脱いで俺の上にまたがった

「いくよ…………ああんっ…………///」

春姫は腰をゆっくりと下ろし、びしょびしょに濡れた秘部に俺のモノが納まった

「雄真くん…………動くね…………んんっ…………///」

春姫はゆっくりと上下運動を開始した

「はぁ、あはっ…………んふっ…………あんっ…………」

春姫が動く度に、何かが俺の体を駆け巡り、言葉に出来ない程の快感が俺の体を支配する

「はぁはぁ……ねぇ雄真くん……んっ…………気持ちいい?」

春姫は腰を振りながら、そんな事を聞いてくる

「ああ、とっても気持ちいいよ」

「んふっ…………良かった…………///」

春姫は少しスピードを上げた

(うおっ!!!)

そのせいで、危うくイッてしまう所だった

(危ない危ない…………)

しかしもう既に我慢の限界を越えそうだった俺は、春姫の腰を掴み下から突き上げた

「あんっ……ゆ、雄真くん…………そ、そんなにされたら…………んんっ……い、イッちゃうよ…………」

「春姫……一緒にいこう」

「うん……雄真くん……と一緒に……あっあっあっ…………あぁぁぁぁぁぁ!!!」

「くっ……出る…………」

ビュクビュク…………ビュクビュク…………

俺は春姫の腰を引き、膣の最奥に精液を吐き出した

「はぁはぁはぁ…………お腹の中…………暖かい…………///」

「大丈夫か?」

俺は春姫と繋がったまま、彼女を抱き締めた

「雄真くん…………大好き…………///」

「俺もだよ…………」


「雄真くん…………私は世界で一番雄真くんを愛しています///」

「春姫…………俺も愛してる」

俺達は気持ちを伝える為に、キスを交わした

雨は何時の間にか止んでいて、空には綺麗な虹が架かっていた

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