§短編書物庫§

□【あなたの側に……】
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俺は緋茉莉にキスをしながら、緋茉莉の体を壁に優しく押し付けた。

「んっ……くちゅ……かな…め……くん……」

緋茉莉は舌を絡めながら、俺の首をしっかりと抱き締めてくる。

そんな緋茉莉に対し、俺は制服の上から緋茉莉の胸をそっと掴んだ。

「あぅ……///」

それと同時に、緋茉莉の口から甘い声が漏れてきた。

「あっ、ごめん。痛かったか?」

そう尋ねると、緋茉莉は首を横に振った。

「ううん、違うの……少し……びっくりしただけだから……///」

照れながらそう言う緋茉莉は、胸を触っていた俺の手を突然掴むと、自分の胸の谷間に手を移動させた。

「お、おい……」

手の平に、早鐘の様に鳴る心臓の鼓動が伝わってくる。

その鼓動に連動するかのように、俺の心臓の鼓動もスピードを増す。

すっ……

突然緋茉莉の手が俺の胸板に伸び、そっと添えられた。

「枢くんの心臓も……私と同じだね……///」

緋茉莉は嬉しそうに呟く。

「緋茉莉。服脱がすぞ」

そう言うと、緋茉莉の返事も待たずに、制服のボタンを外していく。

「あっ……///」

ボタンを全て外して前を開くと、可愛らしいオレンジ色のブラが顕になった。

「は、恥ずかしい……///」

そう言って胸を隠そうとする緋茉莉の腕を、俺は咄嗟に掴んだ。

「えっ……?」

「隠すなよ。見れないだろ?」

「で、でも……///」

「綺麗なんだからさ。隠す必要なんて無い」

「っ……///」

『綺麗』と言う言葉に反応した緋茉莉は、見上げる様な視線を俺に向けてきた。

「ほ、ほんとう……///」

「嘘なんかつくかよ。俺が下手な嘘なんてつけない事は、お前だって知ってるだろ」

「う……うん……」

緋茉莉からの返事を聞いた俺は、緋茉莉の頭に手を乗せ、髪を撫でた。

「だから……な♪」

「うん……///」

緋茉莉は頷くと同時に、唇を重ね合わせてくる。

「ありがとう、枢くん……いいよ……枢くんの好きにして……///」

「ああ……」

返事をした俺は、早速ブラの上から揉み始めた。

「んっ……んふっ……」

揉む度に、緋茉莉の口から喘ぎ声が聞こえてくる。

(んー……緋茉莉の口からこんな喘ぎ声が聞けるとわな……)

喘ぎ声なんて、今までAVくらいでしか聞いたことが無い。

そもそも、恋人になる事の時点で信じられないというのに、まさかHまでする事になるとは、まさに驚きの連続である。

「あんっ……んっ……ふっ……」

「なぁ、緋茉莉……ブラ外してもいいか?」

緋茉莉の感じている姿を見ていて、妙に興奮してしまった俺は、緋茉莉の顔をじっと見つめながら聞いてみた。

「あぅ……い……いい……よ……///」

緋茉莉の返事を聞いた俺は早速、緋茉莉の背中に手を回してホックを外し、ブラを腕から抜き取った。

「……」

緋茉莉の生胸を見た俺は、その美しさに言葉を失った。

「な……何か言ってよぉ……///」

緋茉莉は顔を真っ赤にしながら、今にも泣きだしそうな声で俺に懇願してくる。

「あっ……ごめん。少し見惚れてた」

「あぅ……///」

俺が正直な感想を漏らすと、緋茉莉はさらに真っ赤になってしまった。

「触るからな……」

そう言って俺は、緋茉莉の胸へと手を伸ばし、直に触れてみた。

すべすべで木目細やかな肌が、俺の手の平に吸い付いてくる。

「柔らかいな……」

「っ……///」

緋茉莉は口元に指を当てながら、俺の行動をじっと見つめている。

「緋茉莉、どんな感じがする?」

「えっ…えっと……ちょっとくすぐったい……感じ……?」

「いや、そこで質問を返されても……」

「だ、だってぇ!!!///」

緋茉莉は困った顔を向けてくる。

どうやら、自分の感覚があまり分からないみたいだ。

俺は左手で胸を捏ね回しながら、右手で乳首をつまむ。

「うひゃ!?」

途端、緋茉莉の体が震えた。

「どうした?」

「なっ……なんか電気が走ったみたいな感じが……ひゃう!?」

俺は言葉の途中で、乳首を捏ね回す。

「うっ、くぅ!!!」

その度に、緋茉莉の体がビクビクと震える。

俺は左手で乳首をいじめながら、右手をスカートの中へと伸ばした。

「そ、そこは……あんっ!!!」

指でショーツの上を軽く撫でる。

触れた時には湿っていた布が、撫でれば撫でる程、びしょ濡れになっていく。

既に緋茉莉の太股を、透明な液が流れ落ちていっているのが伺える。

「や、やだ……な……何か……くるぅ……」

そんな事を言った緋茉莉は、俺の服を力強く握り締めてきた。

「はぁはぁはぁ……んっ、んくっ……あっ……ああ……」

そして一瞬、緋茉莉の体が大きく揺れると、そのまま俺の方に倒れこんできた。

「おろっ?」

「はぁはぁはぁ……」

緋茉莉は、俺にもたれ掛かったまま荒い息を吐いている。

(これは……イッた……のか?)

女の子がイク姿を現実に見るのは初めてだが、おそらく間違ってはいない筈だ。
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