§短編書物庫§
□【あなたの側に……】
2ページ/3ページ
俺は緋茉莉にキスをしながら、緋茉莉の体を壁に優しく押し付けた。
「んっ……くちゅ……かな…め……くん……」
緋茉莉は舌を絡めながら、俺の首をしっかりと抱き締めてくる。
そんな緋茉莉に対し、俺は制服の上から緋茉莉の胸をそっと掴んだ。
「あぅ……///」
それと同時に、緋茉莉の口から甘い声が漏れてきた。
「あっ、ごめん。痛かったか?」
そう尋ねると、緋茉莉は首を横に振った。
「ううん、違うの……少し……びっくりしただけだから……///」
照れながらそう言う緋茉莉は、胸を触っていた俺の手を突然掴むと、自分の胸の谷間に手を移動させた。
「お、おい……」
手の平に、早鐘の様に鳴る心臓の鼓動が伝わってくる。
その鼓動に連動するかのように、俺の心臓の鼓動もスピードを増す。
すっ……
突然緋茉莉の手が俺の胸板に伸び、そっと添えられた。
「枢くんの心臓も……私と同じだね……///」
緋茉莉は嬉しそうに呟く。
「緋茉莉。服脱がすぞ」
そう言うと、緋茉莉の返事も待たずに、制服のボタンを外していく。
「あっ……///」
ボタンを全て外して前を開くと、可愛らしいオレンジ色のブラが顕になった。
「は、恥ずかしい……///」
そう言って胸を隠そうとする緋茉莉の腕を、俺は咄嗟に掴んだ。
「えっ……?」
「隠すなよ。見れないだろ?」
「で、でも……///」
「綺麗なんだからさ。隠す必要なんて無い」
「っ……///」
『綺麗』と言う言葉に反応した緋茉莉は、見上げる様な視線を俺に向けてきた。
「ほ、ほんとう……///」
「嘘なんかつくかよ。俺が下手な嘘なんてつけない事は、お前だって知ってるだろ」
「う……うん……」
緋茉莉からの返事を聞いた俺は、緋茉莉の頭に手を乗せ、髪を撫でた。
「だから……な♪」
「うん……///」
緋茉莉は頷くと同時に、唇を重ね合わせてくる。
「ありがとう、枢くん……いいよ……枢くんの好きにして……///」
「ああ……」
返事をした俺は、早速ブラの上から揉み始めた。
「んっ……んふっ……」
揉む度に、緋茉莉の口から喘ぎ声が聞こえてくる。
(んー……緋茉莉の口からこんな喘ぎ声が聞けるとわな……)
喘ぎ声なんて、今までAVくらいでしか聞いたことが無い。
そもそも、恋人になる事の時点で信じられないというのに、まさかHまでする事になるとは、まさに驚きの連続である。
「あんっ……んっ……ふっ……」
「なぁ、緋茉莉……ブラ外してもいいか?」
緋茉莉の感じている姿を見ていて、妙に興奮してしまった俺は、緋茉莉の顔をじっと見つめながら聞いてみた。
「あぅ……い……いい……よ……///」
緋茉莉の返事を聞いた俺は早速、緋茉莉の背中に手を回してホックを外し、ブラを腕から抜き取った。
「……」
緋茉莉の生胸を見た俺は、その美しさに言葉を失った。
「な……何か言ってよぉ……///」
緋茉莉は顔を真っ赤にしながら、今にも泣きだしそうな声で俺に懇願してくる。
「あっ……ごめん。少し見惚れてた」
「あぅ……///」
俺が正直な感想を漏らすと、緋茉莉はさらに真っ赤になってしまった。
「触るからな……」
そう言って俺は、緋茉莉の胸へと手を伸ばし、直に触れてみた。
すべすべで木目細やかな肌が、俺の手の平に吸い付いてくる。
「柔らかいな……」
「っ……///」
緋茉莉は口元に指を当てながら、俺の行動をじっと見つめている。
「緋茉莉、どんな感じがする?」
「えっ…えっと……ちょっとくすぐったい……感じ……?」
「いや、そこで質問を返されても……」
「だ、だってぇ!!!///」
緋茉莉は困った顔を向けてくる。
どうやら、自分の感覚があまり分からないみたいだ。
俺は左手で胸を捏ね回しながら、右手で乳首をつまむ。
「うひゃ!?」
途端、緋茉莉の体が震えた。
「どうした?」
「なっ……なんか電気が走ったみたいな感じが……ひゃう!?」
俺は言葉の途中で、乳首を捏ね回す。
「うっ、くぅ!!!」
その度に、緋茉莉の体がビクビクと震える。
俺は左手で乳首をいじめながら、右手をスカートの中へと伸ばした。
「そ、そこは……あんっ!!!」
指でショーツの上を軽く撫でる。
触れた時には湿っていた布が、撫でれば撫でる程、びしょ濡れになっていく。
既に緋茉莉の太股を、透明な液が流れ落ちていっているのが伺える。
「や、やだ……な……何か……くるぅ……」
そんな事を言った緋茉莉は、俺の服を力強く握り締めてきた。
「はぁはぁはぁ……んっ、んくっ……あっ……ああ……」
そして一瞬、緋茉莉の体が大きく揺れると、そのまま俺の方に倒れこんできた。
「おろっ?」
「はぁはぁはぁ……」
緋茉莉は、俺にもたれ掛かったまま荒い息を吐いている。
(これは……イッた……のか?)
女の子がイク姿を現実に見るのは初めてだが、おそらく間違ってはいない筈だ。