急降下都市伝説
□遠い日の今日に聞いた母の子守唄
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だがソファでなんだか真剣に新聞を見てる警部を発見し、諦めた
「警部。ただいま帰りました!!」
そう僕は警部に言う
警部は警部でなにも言わず手をふらふらと振り新聞にくぎ付けになっていた
あっちも仕事も終わったからやることない
仕方ないから警部の横に座った
警部はなにも言わない
「警部?」
何気なく警部に寄り掛かる
なんか…落ち着くな
なんて思ったら
「いきなり隣に座って引っ付くな!!きしょいわ!!」
なんて怒られた
「警部が…お母さんみたいだったから」
一応僕も応戦した
「暖かいし…いい匂いするし…柔らかいし…」
―なんせ落ち着くんだもん。警部の隣
そんな恥ずかしい事を言って後は飲み込む
恥ずかしい言葉って飲み込むと林檎みたいに甘くて酸っぱいんだよ