cat's cradle.

□憎まないでくれなんて言えない。
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呆然とした。

転校生。




それに。呆然とするしかなかった。
一護がつれていかれ、たつきが私の傍に来て、もしかして…と言う。

私はどうしただろうか?

気づいたら私は保健室に居た。



目が覚めるとたつきと雨竜君が傍に居て驚いた。


「う…りゅうくん?たつき?」


「千代さん…」

「千代…覚えてる?」


その問い掛けになんとも答えられなかった。
だって意味が解らなかったんだから。
二人は心配そうに私達を覗き込んでいる。


そっと起き上がると身体が重い。


「千代ね…朽木さんの名前を消して零と魅苓のを奪わないでって泣いていたんだ」





その言葉に私は首を傾げた。

覚えていなかったから。











『いや…いやっ零…魅苓…私の子供が…子供がっ奪わないで!!!!朽木ルキアぁあああああああああああああ!!!!!!!!!!!』




『千代!おちつきな!』

『千代さん!!っ』



『何も知らない癖に…何も知らないのに…私に憧れてみんなみんな私から離れてって…大事にしまい込んで……私は…私は……私だって生きてるのにっ』


『千代!落ち着け!』


『あの子達が…あの子達が…許さないっ許さないんだから!!!!!!!!!!!!』











チャド君に気絶させられるまで私は叫び続けたらしい。
自主的に反省してチャド君がトイレに篭ってしまい、雨竜君とたつきが此処まで運んで来てくれたらしい。

私は聞かされたことがどうも頭に入って来なくて頷くだけだった。

たつきが荷物を取りに行くと言って私は雨竜君と二人になった。




けど会話は生まれなかった。


私が混乱していたから。







私は…どうしたのだろう?
疲れているのかしら?
いや…違う。
怖いんだ。



そう、彼に見つかってすべてがばれてしまうのが。
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