小説

□君の見た夢
1ページ/4ページ

少し冷たい風が吹き始めとても綺麗な満月の夜だった……
僕はどうして見てしまったんだろう……

忘れようにも忘れられない……キミと別れた最後の日………
僕の頬を冷たくつたう雫が流れ出した……


……数ヶ月前………

『キラ……ちょっと話ししたい事あるんだけどいいかな?』

僕に優しく問いかけてきたのは、幼なじみのアスランだった……
そんな問いに僕は心寂しげに

『うっ…うん……良いよアスラン……』

僕は昨日もらったトリィを肩に乗せながらアスランについていった…


アスランが僕を連れてきたのは、アスランと良く来た図書館だった……
ついたら図書館には入らずに裏側にある休憩所の方に向かった……キラはふとアスランとの事を思い出した……
真剣に本を読んでいたアスランの隣でいつもつまんなそうにしてアスランを眺めていた自分………

『キラ?キーラ?おい大丈夫か?』

急に現実に呼び戻されたキラは驚いて倒れてしまった!!

『あっ!!ゴメン……ちょっとアスランとの事想い出していたんだ…ι』

寂しそうに言うキラにアスランは、手を差し伸べながら、

『そう言えばキラいつも詰まんないって言ってブーたれてたよな』

笑みをこぼすアスランをキラはもうこの笑顔を見れないのだと思うと急に胸が苦しくなった………
アスランと休憩所にきてから1時間位が過ぎた……昔の想いで話を話していた僕たち……
話しをしている時にアスランの携帯がなった

『あっ!!お母さんからだ……キラ…ゴメンちょっと待ってて…』

そう言うとアスランは足早に席を離れて木陰の方に歩いていった

キラはなぜかまた心が苦しくなってしまった…
(あと何日かしたらアスランとは離ればなれになっちゃうのか……)
キラは心の中で想ったそしてあと数日をアスランといろんな事を使用とも想った………



『あっ!!アスランなんだったの?』

僕が問いかけるとアスランは困ったような顔をした……

『はやく……はやく帰ってこいだってさ……』

『えっ………………!!あっ引っ越しの準備しなきゃならないのか………そうだよね……はやく帰ろうか、僕も……僕もちゃんと手伝うから……』

僕はちゃんと笑えたか心配だった……

『キラ!!』

急にアスランが僕を抱きしめた………

『アッアスラン!?どうしたの?』

『キラ!!俺は……俺はずっとキラと一緒にいたい……離ればなれになるなんてイヤなんだ……』

アスランの声が震えていた……その言葉を聞いた瞬間僕は涙が急に出てきた……もう泣かない…アスランを困らせたくないって想っていたのに……
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ