長い夢の世界U
□40話
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それから1ヶ月半・・・
今は夏です。
ヤミはと言うとまだ目を覚ましません。
皆毎日お見舞いに来ます、でもヤミは眠ったまま・・・
医師はもう目を覚めてもいいころと言います。
蜜「ヤミ・・・今のヤミ、幸せそうな顔しとる・・・幸せな夢でも見とん?」
そっとヤミの手を握る。
蜜「皆まっとるで・・・皆ヤミが居らんくてさびしがっとう・・・勿論うちもや・・・」
ヤ「・・・・」
蜜柑が話しかけても、返事は来ない・・・(当たり前)
ピク・・・
蜜「!ヤミ!?」
ヤミの手がピクっと動いた。
ヤ「ぁ・・・み、かん・・・?」
蜜「ヤミ!?ヤミ!ヤミー!ヤミーー!」
ヤ「みか、ん・・・」
蜜「よかった・・・よかったーー」
それから医者を呼び、ヤミは無事治った?(まだ治りかけだけど・・・)
ヤ「ボーーーーー・・・」
ヤミはボーっと皆を見る。
ヤ「(少し大人っぽい?)」←素早い!
心「そりゃぁ、1ヶ月半も眠ってりゃぁ皆大人びくよ」
蜜「?」
ヤ「1ヶ月・・・」
蜜「そうや、ヤミは1ヶ月ねむっとったんやで」
ヤ「・・・・」
モ「ヤミねぇー」
抱きつくv
ヤ「モモ・・・」
モ「グス・・・ぅ・・・びえぇぇぇぇぇん」
ヤ「よしよし・・・」
モ「モモ、もう、ねグス・・・駄目かと・・・グス・・・思って・・・た・・・グス」
ヤ「ごめんね・・・」
マ「お姉ちゃん・・・」
ヤ「マキ・・・」
す「・・・」
ヤ「すず・・・・・おいで・・・」
両手を広げるとマキとすずもヤミに抱きついた。
ヤ「心配かけてごめんね・・・ありがとうね・・・」
す「グス・・・それより、エリナって奴、ぜってぇユルサねぇ」
マ「うん!」
モ「懲らしめないと!」
ヤ「エリナは寂しいだけなのよ・・・」
「「「「え」」」」」
ヤ「1人だけ愛されなかったから・・・」
「「「「・・・・」」」」