遊び場

□もしもの6章
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【カルピスのターン:新章突入☆】


トリコ・小松と別れた二人は丸一日森の中で迷子になっていた。何故毎回森で迷子をさまようのだろうか・・・それはやはり作者の陰謀か?そう思いながら歩き回っていた。(ごめんね、小説素人だからゆるして☆)

めだか「みぃ・・お腹が空きました・・・もう歩けません・・・」

みぃ「だらしないなぁ・・・それでも岬越寺先生の弟子なの?!あんた、何を教わってきたのっ!!」

めだか「(あんたみたいな超人的な修行はしてないよ;)で、でも丸一日歩き回ってますし?そろそろ休憩しないと・・HPも回復しませんよ?」

ほら、と頭の上のゲージを見ると修行でレベルアップしてHPゲージも増えていたはずのゲージはすでに5になっていた。

みぃ「・・・仕方ない。・・・クンクン・・あ、この先に水の匂いがする!そこで休もうか!」

めだか「(・・水の匂いなんてあるんだろうか;)そ、そうですね;じゃあこの先で休みましょう。」

修行により、驚異的な嗅覚を手に入れたみぃは水の匂いすらも嗅ぎ取れるくらいまでに成長していた。言うとおり少し歩くと小さな池があった。二人は腰を下ろし、野宿をすることに決めた。

池の水は驚くほど澄んでいたのでまずみぃが毒見を兼ねて一口・・・


みぃ「!!?;う、うみゃぁぁぁぁっ!!なにこれ!超美味しいっ!!めだかものみなよっ!w」

めだか「・・・・・うん。」

潔癖症のめだかは、ろ過されていない水を飲むことを一度ためらったが・・・あまりの喉の渇きに戸惑いながらも一口口に入れた。

めだか「な、なにこれっ!凄い美味しい水っ!ごくごくごく・・・」

みぃ「ね!コンビニで売ってる水なんか目じゃないね!よし・・・ちょっと待ってて!」

めだか「・・え?なにを・・・・Σちょ!ちょっとみぃっ!?;」

めだかは愕いた。顔を上げると・・・みぃがおもむろに服を脱ぎ、タンクトップとパンツになった。そして屈伸やら腕を伸ばしたり・・・

めだか「み、みぃ・・もしかしてあんた・・・;」

みぃ「うむ。そのもしかしてだ。ちょっとまってて!魚くらいならいると思うから取ってくるっ!!」

そういうとみぃはザブンと池の中にダイブした。魚くらいはいると思うのだが・・・めだかは、みぃの行動力に改めて感心した。


そして5分後・・・・


みぃ「ぶはぁっ!!獲ったどーーーーっ!!!ww」

めだか「Σひぃぃぃぃっ!!;何その魚っ!!きもいっ!!!;」

息継ぎを一回もしないで、5分間みぃは水中で魚を獲っていた。それも驚くべきことなのに、みぃが捕ってきた魚は・・・気持ち悪いくらい大きかった。深海魚の様に内臓が口からはみ出ていて、白目をむいていた。体中をピクピクと痙攣させて・・・・みぃはざぶざぶと水を蹴って向かってくるとどすんと地面にその魚を降ろした。

みぃ「大物げっちゅ☆」

めだか「げっちゅじゃないでしょ!;キモいっ!きしょぃっ!内臓でてんじゃん!・・・うっぷ;」

みぃ「何言ってんの。魚なんてお腹に入れば皆同じ・・・さ☆捌いてちょんまげ♪」

めだか「うぅ・・・;し、しかたない・・・背に腹は代えられない・・・グスッ。」

みぃ「・・・めだか?口調戻ってるよ?」

めだかはみぃから渡された魚を受け取り、コートの中から短剣を取り出して捌き始めた。鱗を丁寧にとって、口からはみ出た内臓をすべて取り除いた。中を開くと肉厚な白身がキラキラと光っていた。小分けにして千本でバーベキューの様に突き刺して火を起こしているみぃの元へと運んだ。

めだか「火は・・・つきましたか?」

みぃ「・・ちょっとまって・・・今・・・」

めだかは首を傾げた。なぜなら、みぃはマッチを持たずに何度も指ぱっちんをしていたのだ。

めだか「・・・なにしてんの?;」

みぃ「いや・・・ほら、トリコさんって指ぱっちんで火つけてたじゃん?アレをやろうかと・・・あ、ついた。」

めだか「!!!?;」

ぱちんと・・指を擦った瞬間火花が散り、木に燃え移った。指ぱっちんで火がついたことに大喜びのみぃは体制を低くして息を吹きかけていた。めだかは、もはやみぃは人間じゃないと心の中で思ったそうな・・・

とりあえず、火を起こすことに成功したみぃは水を汲んでくると言って池に向かった。めだかは火の番をしながら魚が焼けるのを待っていると・・・・・

みぃ「あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

めだか「!!?み、みぃっ!!;」

みぃのケタタマシイ叫び声が森中に響き渡った。みぃを見ると、池の淵で尻もちをついていて・・・・

めだか「みぃ!どうしたっ!?;」

みぃ「あ・・・あ・・・・;」

声が出ないのか・・・みぃは池を指差して震えていた。めだかは恐る恐る池の中を覗いてみると・・・ゆらりと黒い影が動いた。池の底に何かがいて・・・それがどんどん浮上してくる。もしや池の中に猛獣でもいるのか!そう思っためだかはみぃを抱えて後ろに飛び、臨戦態勢に入った。コートの中から短剣を取り出して体制を低くする。
そして次の瞬間・・・

しゅっ!!しゅっ!!

めだか目掛けて何かが飛んできた。めだかはそれを短剣で避け、飛んできたものが地面に落ちる。

めだか「・・・え?トランプ・・?」

???「くっくっく・・まさか僕の攻撃を交わせるやつがいるとはね♠」

めだか「だ、誰だっ!!;」

めだかが声のする方を見るとそこには・・・

???「ふふっ、僕は・・・」

めだか「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!;」

???「・・・ちょっと、紹介くらい大人しくさせてよ☠」

めだか「いいからっ!!服っ!!服着てくださいっ!!!なんで全裸で決めポーズ取ってんですかっ!!;」

そこには全裸で腰に手を当てている男の姿があった。
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