BOOK1短編
□もしも…の未来〜Part2
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自室の机にうなだれ、プルプル震える私の前には、各教科の問題集が…そして背後には、修羅が…
何故こんな事になってしまったかというと
全国大会に向けて、剣道ばかりしいて、すっかり勉学を疎かにしてしまった私は
見るも無惨な成績を、両親に披露することになり、雷を落とされてしまったのです
そして何故、修羅が、ベッドに腰掛け、両目からレーザービームを、私に放射しているかというと
父が、昔お世話になった道場の、館長先生のお宅を、訪問したときに、修羅がいたそうで
館長先生の計らいで、修羅が家庭教師として、そこにいるわけで…
「おい!猪娘。いつまで人の事、修羅だのレーザーだの言ってんだ!早くはじめろ」
ゲッ…全部口に出てたのか
「そうだよ。お前、思考ダダ漏れ。早く問題集に取り掛かれよ
鳩並の脳みそを、猪並にしないといけない、俺の身にもなってくれよ」
横に立つ毒舌全開の沖田さんを見上げた
「・・・・・」
「ナンだよ」
「問題解く以前に、やる気でません」
アッ!こめかみがぴくぴく痙攣しはじめた沖田さんは、どんどん表情をなくし
「夜ガタガタ震えて寝れなくなるような、恐怖を与えてやろうか?!」
底冷えして、お腹壊しそうな冷たい声を、耳元で囁かれ
「頑張りまァ〜す」
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