BOOK1《前編》


□四
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(酒元side 1)

歓迎会では、俺の周りを女性社員達が、取り囲み、あれこれ世話をやいてくれる

興味津々といった視線を向けて、色々な質問をよこしてくる

Q.好きな女性のタイプは
A.仕事の出来る女性

Q.結婚は?
A.してない

Q.恋人は?
A.いる

質問は、何処に行っても同じだ。俺も差し障りの無い答えを用意してある

ふと、入り口付近に、視線を向けると、仕事以外では、会話の無い彼女が

周りの男性社員と、談笑していて、何だか面白く無い

姓無しさんが知らないところで、非常に人気があるにも関わらず

誰にも靡かないと、嘆く男性社員達。社外にもファンが多いと聞いている






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