BOOK1《前編》
□ニ
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酒元部長と私は、人員補充の為にイベント会場に向かっている
急な要請に、動けたのが、社内に居た私達で、後で数名、援軍がやってくる予定
新入社員時代に、同期の桜子と私は、イベントや展示会場に、社員研修の一貫という体の良い理由で、コンパニオンとして何度も派遣された
ご丁寧に、イメージキャラクターを彷彿させるような、マイクロミニのワンピースの衣装まで用意されて…
ワンピースの下には、勿論ショートパンツ。尻尾までついている
バイザーとカチューシャには各々、猫耳のような物がついて、ワンピースの胸元は、大きくハート型に空いていて恥ずかしい
ニーハイブーツをはきながら桜子と二人、苦笑いを溢す
『どうせヤルならとことん楽しんで』をモットーに、精一杯コンパニオンに励んだ
今となっては良い思い出。なのに…
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