過去拍手

□甘いのはどっち?!
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彼女の何処に、消えていくんだ?



毎朝、早めの出勤をする彼女。給湯室に居る事を知る俺が、声をかければ

見付かちゃった!的な表情に、頬筋が緩む。でもその手には、小さなカスタードプリンが


昼食のデザートにと言って、牛乳プリンがトレーにのっている

横の席を俺から無理矢理、陣取った北山さんに

「毎日、プリンを食べたら、そんな大きな胸になるの?!
胸の中身は、実はプリンなんじゃないの?!」

羨ましげに、質問攻めにした挙げ句、肘でつつく北山さんに

な、何すんだ!と視線を向ければ

「OH!こ・わ・い!天パが睨んでますネ〜」

何で日本語が、片言なんだよッ!つか…今…、天パって言わなかったか?

「それ、俺のプリンだから、大切に扱って」

腕を組んで、踏ん反り返りフフンと鼻を鳴らしてやる

「シャー」と猫のような、威嚇の音を出した北山さん

「こんな所で、何言ってるんですか!誰かに聞かれでもしたら、どおするんですか!」

首まで真っ赤になって、実に可愛らしい



そうか…甘いプリンは結局、俺が食べてるのか



《どちらもプルプルが、堪りません!》




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