ぷよ魔導 小説
□無限迷宮(14P)
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『お前の全てが欲しいだけだ。』
「……。」
ボクは今…地下牢にいる、らしい。
初対面の男にいきなりスリープをかけられて、気がついたら此処にいた。おまけに魔力まで吸い取らている。更には財布まで。
「けど、ボクは生きてる。」
魔力を吸い取られたとはいっても、全部ではなかったらしく、ある程度の魔法は使えるみたいだ。
周りを見渡してもあの男はいない。
見張りの魔物がいるだけだ。
「…脱出しよう。」
そう意を決して、ボクは精一杯の色仕掛けで魔物を騙した。
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魔物から鍵を奪い、牢から脱出に成功する。
「さて、あの男に見つかる前に…」
逃げ出さなきゃ。