お題小説

□もっと自覚して、あなたの魅力を
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*ぷよぷよ
(まぐ←りん)





「はぁー…。」

「ため息なんてついてどうしたんだね、りんごくん。」


放課後、廊下を歩いているとりすくま先輩とすれ違った。


「先輩…!あ、いや別に大したことじゃない、です。」

「…それにしては深いため息のようだったが。」

「にゃはは。」


自分でも笑顔が引きつっているのがわかる。


「まあ、あまり無理はしないように。」

「ありがとうございます、物理部には後から行きますので!」







先輩はいつも優しいなぁ…。

ちょっとだけ気持ちが軽くなった気がする。













今は1人になりたくて、屋上まで上がってみた。幸い誰も居ないようでホッとする。











今日、昼休みにまぐろくんの下駄箱に手紙を入れるか入れまいか悩んでいる女の子を見かけた。


「これが初めてならね…。」


実は運が良いのか悪いのか、このようなシチュエーションに私は何度も遭遇していた。

…ただ、その後まぐろくんが誰かと付き合ったような様子は1度も無いが。





「…だけど。」




だけど、もしまぐろくんが誰かと付き合うなんてことになったら。









「今までみたいに一緒には居られなくなるんだろうなぁ…。」








きっとそれだけじゃない。

けどそれ以上は考えたくない。






"幼馴染み"が"カノジョ"に勝てるはずがなくて。














「もっと自覚してよ…まぐろくん。」








貴方自身の魅力を。



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【END】
普段まぐ→りんが多いので、
まぐ←りん美味しかった(^m^)

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