その他
□茜色のキミは空
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「そんなに用もないでしょーに…」
「おーい、かず!!」
「はいはい。」
そんなに呼ばなくても聞こえてるよ。
はー…。
階段下りるのしんどい…。
腰痛いなぁ…。
「ん…大丈夫か?」
手をさしのべてくれる潤くん。
「うん、ありがと。」
さすがジェントルマン。紳士の中の紳士だね(笑)
「で、潤くん。ダレですか?」
「お前なら分かってるだろ(笑)」
「そりゃあねー誰だか分かっちゃいますけどぉー」
「まぁ、『また来た』なんて言ったら…
あいつしかいないよな(笑)」
「分かってるからめんどくさいんですー」
「確かに、な。」
「あの人、いつもいつも暇なのかなー?」
「あーはいはい、分かったから行けよ。」
潤くん相変わらず冷たいねぇ。
ホントは優しいくせにっ。
まっ…一応、抵抗してみますか。
「…潤く〜ん、やだよぉ〜」
「やだじゃない。
それにお前、そんなことしても可愛いだけだぞ?」
「ちぇっ…知ってます〜」
「自分で言うなよ(笑)い〜から、行った!!」
「は〜〜い」