物語 薄桜鬼

□3話
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みなさん、またまた小鈴です。

私はもう立派な舞子になりました。

・・・っと言ってもまだまだ未熟者で、お座敷の上で居眠り
・・・なんかもしばしば。



とっ、ともかく、私はもう16、ほどの年になりました。

雪ちゃんと会ったあの日から10年近く経ちました。

あれから何度か空き地で会うようになり、雪ちゃんが
芸子だということ、がわかり雪ちゃんのお友達の
お千ちゃんとも仲良くなれました。

・・・それとあの日以来、雪ちゃんの髪は黒だということ、
お千ちゃんと雪ちゃんが隠したがっていることも薄々勘づきました。

っと、ともかくあれから月日が経ちました。

今では京に浪士組というお侍様の集団もでき、何やら物騒になってきました。

そして、2年前から雪ちゃんが行方不明になりました。

お千ちゃんが言うには雪の野暮用だと言うのですが・・。

私は胸騒ぎがして、心配でなりません。

ですが雪ちゃんはきっとここに戻ってきてくれる。     
そう信じています。
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